鍼灸治療とは

鍼灸(しんきゅう)というと、腰痛や肩こりというイメージをお持ちの方も多いでしょう。
もちろん痛みや凝りにもよく効きますが、鍼灸の適応はもっと広く、例えば世界保健機関・WHOでは様々な疾患に対して鍼灸の有効性を認めています。

身体の状態に応じて道具を使い分けながら、全身にある『経穴(けいけつ)』という一般的に言う「ツボ」を刺激し、身体のバランスを整えて機能回復をはかります。

『病院の検査では問題なかた』『歳を取ったのだから仕方ないと言われた』など、どこで相談したらいいかわからないとお困りになった方も多いと思います。

鍼灸治療では、こうした漠然とした不調に対しても対応することができますので、一度ご相談ください。

経穴

赤ちゃんやお子さんの『夜泣き』『夜尿症』にも

鍼というと、刺すものというイメージをお持ちになる方が多いのではないでしょうか?

鍼の中には刺さない鍼もあります。

刺さない鍼の治療は、赤ちゃんの夜泣きや夜尿症、便秘、かんしゃくなどに有効です。

また刺激に弱い大人の方にも効果的です。

 

こんな症状でお困りの方へ

肩こり、腰痛といった整形外科的な疾患だけでなく、子宮筋腫や月経不順などの婦人科系、各種内科系など、幅広い疾患に対応できます。

また、検査では何ともないのだが調子が悪いというときにもぜひご相談ください。

必要に応じて、漢方内科の受診や医院の受診を勧めることもあります。

WHO(世界保険機構)認定鍼灸改善認定疾患

WHO(世界保険機構)が鍼灸による改善効果を認定した疾患は下記の表の通りです。

  症状別          
神経系疾患 神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自立神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
運動系疾患 関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・五十肩・腱鞘炎・◎腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
循環器系疾患 心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
呼吸器系疾患 気管支炎・喘息・風邪および予防
消化器系疾患 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
代謝内分泌系疾患 バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
生殖、泌尿器系疾患 膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
婦人科系疾患 更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性血の道・不妊
耳鼻咽喉科系疾患 中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・蓄膿喉頭炎・扁桃炎
眼科系疾患 眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
小児科系疾患  小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善